スタンド バイク丸わかりガイド

バイクを駐めるときに使用するのがスタンドでセンターとサイドがあります。最近では大型バイクにはサイドしか装備されていないこともあります。またスクーターにはセンターしか装備されていないことが多いです。

センターは平らで表面が硬い場所を選んで掛けます。コツはバイクを後ろに引っ張るのではなく、センターに体重を乗せたときの、上方に浮き上がろうとするその勢いを利用して、真上に引き上げることです。そうすると後は設計機構で勝手に後ろに下がります。また、このとき前輪は後輪と一直線になった状態でないと、後ろに行かない抵抗となりますから、ハンドル角度がまっすぐになっているかを確認してから行うようにしてください。

サイドについては、乗車した状態で左足で掛けて、その後下車するケースをよく見かけますが反対です。降りてから掛けるのが確実な方法です。

センタースタンドはあってもなくても走行上問題がありませんが、オイル交換や、プラグ点検、チェーン点検などを行うときにあったほうが便利なものです。またメンテナンスマニュアルなどのガイドブックを見ながら修理するときにも便利ですから、装備してあれば取り外さないことを推奨します。確かに結構な重量ですから、外して乗れば燃費面でも有利にはなるのですが。20何年か前にあったバイクブームのときはこれを外して、軽量化し、峠を攻めるライダーも多数いました。