チェーン バイク丸わかりガイド

バイクのチェーンは、動力を後輪タイヤに伝えるという役割を担っているもので、走行距離が伸びるごとに摩耗したり劣化したりします。このために、安全性を確保するためには定期的なメンテナンスが必要となります。

ちなみに、セッティングガイドなどでは、メンテナンスの目安を走行距離500㎞ごととしているケースが多く見られますが、この数字は絶対的なものではありません。何故なら、雨天時に走行した場合はオイルが流れるので、その都度メンテナンスを行う必要が生じるからです。

なお、バイクチェーンのメンテナンスで用意するものは、専用のクリーナー、専用オイル、新聞紙または段ボール、汚れをふき取るためのタオル、ブラシ、カバーを外すために使用するソケットレンチ類、ゴム手袋などです。作業の大まかな流れとしては、カバーを外してから段ボールや新聞紙などで汚れが飛び散らないようにして、クリーナーをかけてブラシで汚れを取っていきます。

このようにして綺麗にした後は、注油をしてしっかりと馴染ませ、余分な油をふき取ってカバーを取り付けます。なお、万全な状態にするためには、メンテナンスから半日ほど経過してから走行するようにするのが適当です。